日本語と台湾語の違いとは【初心者必見】

今回は、台湾の言語にフォーカスをあてた内容になっています。

タピオカがおいしいで有名な台湾ですが、何の言葉が話されているかは意外と知られていませんよね。

筆者が台湾に約1年間留学した時の経験も踏まえて、今回は台湾で話されている言語の1つである台湾語と日本語の違いや共通点についてお伝えしたいと思います。

「台湾語と日本語って共通点あるの?」

「台湾語って日本語とどう違うの?」

「台湾語って学ぶとどんな影響があるの?」

こういった疑問が解決できる記事内容になっています。

それでは早速中身に入っていきましょう。

目次

日本語と台湾語の共通点

同じ単語の存在

台湾語とは、台湾の主に南部で話されている言語です。

台湾の公用語は中国語ですが、台湾人の方々はもう一つ台湾語という言葉も話せます。

厳密には違いますが日本の方言のようなものが台湾語、と認識してもらっても大丈夫でしょう。

そんな台湾語ですが、実は日本語と同じ意味と発音の単語が存在するという共通点があります。

同じ単語は以下のようなものがあります。

  • 運ちゃん=運転手
  • おじさん
  • おばさん
  • てんぷら
  • わさび
  • 寿司

これらの単語は、台湾で使っても通じる単語です。

台湾と日本の歴史

台湾は、1895年~1945年の50年間にわたって、当時の日本の統治下におかれていました。

当時の日本は、この期間に日本語を「国語」として普及させようとする動きを見せていました。

台湾人の年配の方々の中には、日本語を話せる方がいらっしゃいますが、理由はこのためです。

その後日本が終戦し、台湾政府(国民政府)による日本語禁止令や国語普及計画が発生し、現在の国語は中国語となっています。

こういった歴史的な日本語の流入によって、1部の単語はそのまま台湾語でも同じ意味と発音として利用されました。

中には使われなくなった単語もありますが、上記であげた単語は比較的日常的に使われる単語のようです。

言語としては、台湾語と日本語は全く別物ですが、歴史的背景を確認するとこういった共通点があることに納得しますよね。

この背景を知り、私個人的には、ますます台湾に親近感を感じました。

日本語と台湾語の大きな違い

では、日本語と台湾語の違いはどういったものがあるのでしょうか。

私なりに3つ大きな違いがあると考えます。

主に話し言葉である

日本語は文字が存在しているため、話し言葉以外にも書き言葉としての役割もあります。

しかし、台湾語は字がないことも多く、主に話し言葉として使われています

中国語の文字を当て字することはありますが、現代では文字を使って台湾語を表現することは少ないです。

台湾語を台湾人に教えてもらおうと思っても、文字を使って教わるのは専門家でなければ難しいでしょう。

そのため、台湾南部のあるお店は、メニューは中国語だけど店員さんが話す言語は台湾語というお店もありました。

日本語は話し言葉と書き言葉の両方の側面があるため、日本人の感覚からみると、少し不思議な感じですね。

音の高さで意味が変わる

中国語を学習する方ならご存知ですが、中国語は声調と呼ばれる音の高さが4種類存在します。

実は台湾語も同じ特徴を持っていますが、1つだけ大きな違いがあります。

それは、声調(音の高さ)の種類が7種類も存在することです。

日本語には音の高さがないため、これは大きな違いです。

また中国語の4種類を操るだけでもかなり難しいですが、7種類となるともう頭がパンクしちゃいますよね。

私も以前7種類の声調を発音しようとしましたが、かなり難しく、正直全く同じ高さの声調がたくさんあるようにしか感じませんでした。

実際に台湾人の友達が台湾語を話す場面を見かけたことがありますが、言葉の高さとリズムが初めて聞いた不思議なもので、印象的だったことを覚えています。

日常的に、中国語以外にも台湾語を使い、7個の声調を操る台湾人の方々はすごいですね。

地域によって話せる人が限られてくる

南から北に行くにつれて、台湾語を使える人は減っていきます

台湾の北部では、台湾語を全く理解できない人もいます。

特に若者の間では、あまり台湾語が浸透していないようです。

台湾南部で生まれ育った友人は、家族間の会話では台湾語、友達との会話では中国語を使っていました。

台湾の北部出身の別の友人は、台湾語を聞いたら理解できるが、話すことはできませんでした。

このように、台湾語は台湾人全員が話せる言葉というわけでもありません。

逆に、南部の年配の方は中国語が話せない方もいらっしゃいます。

私が台湾南部にある高雄に旅行した際、お店の店員さんと話したら台湾語で話されて困った経験があります。

日本語の方言とは違い、基礎的な部分から違う言語のためこのような状況が生まれてしまいます。

地域によって、違う種類の言葉が使われていることは、日本人の私たちにとっては不思議な感じがしますね。

台湾語を習得するメリット

台湾人の方々でも話す人が限られてくる台湾語。

では、台湾語を習得することでどのようなメリットが得られるでしょうか。

私は主に2つのメリットが存在すると思います。

台湾人とより仲良くなれる

まず間違いなく、台湾人とより仲良くなることができます。

なぜなら、自分たちの言葉を話してくれたら嬉しいと思うはずだからです。

日本語を一生懸命話そうとする外国人を見ると、自分の国のことに関心を持ってくれていると思い、嬉しくなることはありませんか?

それと同じで、台湾人からすると日本人が台湾語を話しているとかなり嬉しいと思います。

日本人は、中国語を話せる方ですはあまり多くはないです。

そのため、私が台湾で中国語を話していると、「お前は中国語が話せるのか!」とほとんどの台湾人が嬉しそうに反応してくれました。

ある友人は、「いろんな日本人の友達がいるけど、お前が1番台湾のことを理解しようとしてくれている感じがするから、嬉しい」と言ってくれました。

私自身も実際に理解するために、様々なことをしていましたが、言葉1つでかなり印象が変わってくることを、身をもって体験しました。

これがより台湾人の文化に近い台湾語になったらどうなるでしょう。

台湾語を学んでいると伝えると、台湾人の方々は間違いなく嬉しいと思います。

これらのことから、1単語だけでも台湾語が話せると、台湾人とより仲良くなれると思います。

表現の幅が広がる

台湾語を学ぶことで、表現の幅が広がるでしょう。

表現の幅とは、ある状況で自分が使える言葉の数が増えるということです。

台湾では友達と会うときに「ご飯食べた?」と聞くことが、あいさつの代わりになっています。

公用語は中国語のため、基本的には中国語で聞かれますが、この「ご飯食べた?」を台湾語で友達に話したら、おそらくかなり驚かれると思います。

特に台湾南部は台湾語が現在でも使われているため、南部だと台湾語での「ご飯食べた?」が適切な表現ですよね。

以下に簡単な台湾語をいくつか紹介します。

  • ありがとう=ドゥオーシァ―
  • ごめんなさい=パイセー
  • ご飯食べた?=ジャバ―べ
  • おはよう=ガオザー
  • おやすみ=ブァンアン
  • こんにちは=リーホー

頻繁に台湾語を使わずとも、上記であげた「ごめんね」や「ありがとう」など日常的に使う言葉を台湾語で言えると、場の盛り上がりや友達との距離もかなり変わってくると思います。

台湾語を学ぶことは、自分の中の表現力を上げることにもつながります。

まとめ

  • 台湾語と日本語では、意味も発音も同じ単語が存在する
  • 台湾語は、話し言葉として使われていて、声調が7個も存在する
  • 地域によって、台湾語を話せる人が限られてくる
  • 台湾語を学ぶことで、台湾人とより仲良くなることができる

台湾語は、台湾人でも話者数が限られてくる特殊な言語です。

しかし、台湾語は1つの貴重な文化でもあり、台湾政府は文化継承のために、台湾語の授業を学校に導入しています。

台湾と言えば、おそらくタピオカが真っ先に思い浮かぶ方が多いと思いますが、台湾で生活した私からすると台湾語も含めて、ほかにも様々な素晴らしい部分があります。

今記事で、台湾語についての理解が深まるとともに台湾への興味が高まってくれると嬉しいです。

執筆者

中国語学習に関する記事を作成、編集をしています。

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