【文法】中国語の基本語順はこの1記事でマスター!おすすめの本も紹介

中国語全般

この記事では、現在中国語を学習している方やこれから仕事等で中国語を使用していく方に向けて、中国語の文法を習得する方法について紹介します。

中国語は日本語と同じく漢字を使っている言語ですが、文法は日本語と全く異なります

今回は中国語の基本語順や疑問文、否定文、時制についてを紹介した後、文法を学ぶ為にオススメの参考書・問題集もあわせて紹介します。

この記事を最後まで読んで頂ければ、中国語の基本的な文法について必ずや理解できる事でしょう。
また、今後HSK・中国語検定を受験される方の参考としてもオススメです。

中国語の基本の語順

中国語の文法はどちらかと言えば英語の文法に近いです。

なので日本語を母国語としている日本人からすると悩む事も多いかもしれません。

ですが、これから紹介する文法の基礎を理解していけば決して乗り越えられない壁ではありません。

ここからは基本的な中国語の語順を具体例と共に紹介・解説しますので、ぜひ参考にして下さい。
それでは、始めましょう。

S(主語) + V(動詞) + O(目的語)


中国語:我 (S) + 去 (V) + 上海(O)。
日本語:私は(S)   +上海へ(O) + 行く(V)。

中国語の基本文型はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)となります。
上記文章の通り、主語の後に動詞が来てから目的語の順番となっていきます。
書く・話す・読む時などいろいろな場面でこの文型は登場しますので、これから中国語を学習する方は必ずこの基本文型は暗記するようにしておきましょう。

基本的に中国語ではこの文型が崩れる事はありません。

S(主語) + V(動詞) + O(目的語)人 + O(目的語)物


中国語:我 (S) + 教 (V) + 他们 (O) + 日文 (O)。
日本語:私は(S) +彼らに(O)   +日本語を(O)  +教える    (V)。

このように目的語が2つになる事もありますが、基本的に順番は一つ目に紹介したS+V+Oと同じ順番になっていますよね。
ただ、ここで一つ注意点です。
このように中国語で目的語がもし2つ登場する場合は「人」(目的語1)+「物」(目的語2)の順番になるというルールがありますので覚えておきましょう。

S(主語) + V(動詞) + O(目的語)場所


中国語:他 (S) + 来 (V) + 日本(O)
日本語:彼は(S) +日本へ(O) + 来る(V)

また、目的語についてもう一つ補足です。
もし目的語が上記文章のように「場所」を示す場合は必ずV(動詞)の後に置くというルールがありますので、あわせて理解しておくようにしましょう。

中国語の疑問文・否定文

ここからは中国語の疑問文、否定文について紹介します。
疑問文に関しては基本的に一文字を覚えておくだけで、否定文に関しては二文字を覚えておくだけで事足ります。
とても簡単ですが、疑問・否定文も中国語を読む・話す・書く時いずれの場合でも頻出なので必ず覚えておくようにしましょう。

疑問文の「吗」

実は、中国語の疑問文はこの「吗」を文章の最後に置くだけで、疑問文として完結します。
具体的に例文を使って説明します。


中国語:他 (S) + 喜欢 (V) + 鸟 (O) +吗 (疑問)?
日本語:彼は(S) + 鳥が (O) + 好き(V) +ですか(疑問)?

日本語では最後に「〜でしょうか?」「〜ですか?」と付ければ疑問文にする事が出来ます。
ですが中国語では上記文章の通り最後に「吗」を付ければ、その文章は疑問文になります。

もう一つの大きなポイントとして、S+V+Oの文型を崩す必要が無いという事です。
仮に英語で疑問文を作る時は、主語と動詞を入れ替えたりする必要がありますが、中国語ではその煩雑さが無いので疑問文はお手軽に作成できると言えるでしょう。

否定の「不」「没」

「不」も「没」どちらも否定文を作る時に必要な文字です。
ただし、文章によって使い分ける必要があるので、後述します。

まずは「不」と「没」を文章のどこに入れれば否定文が作成できるのかを理解しましょう。

例-1
中国語:我 (S) + 不(否定) + 喜欢 (V) + 珈琲(O)。
日本語:私は(S) + 珈琲が(O) + 好き (V) + ではありません(否定)。

英語で言えば「not」となりますが、中国語では動詞の前に「不」を配置する事で「〜ではありません」という否定文を作る事が出来ます。

例-2
中国語:我 (S) + 没(否定) + 去(V) + 学校(O)。
日本語:私は(S) + 学校へ(O) + 行(V) + かなかった(否定)。

こちらも同じ否定の「没」を使った否定文の作り方です。
上記文章の通り、「没」を置く場所は「不」と同じ位置になるので、あわせて覚えておくようにしましょう。

「不」と「没」の使い分け

ここまでで、「不」と「没」を動詞の前に置く事で否定文を作ることが出来る事は理解できたと思います。
しかしこの2つの使い分けが少々面倒なので、どのような場面で使用するのかを具体的な例文と共に説明していきましょう。

習慣なのかどうか?

例-1
中国語:我 (S) + 不(否定) + 載(V) + 帽子(O)
日本語:私は(S) + 帽子を(O) + かぶ(V)+らない(否定)

この場合だといつも(習慣的に)私は帽子をかぶらないという意味になります。
一方でこの「不」を「没」にすると言葉のニュアンスが変化します。

例-2
中国語:今天我 (S) + 没(否定) + 載(V) + 帽子(O)

この場合だと私は(今日は)帽子をかぶっていない(動作が完了していない)という意味になります。
つまり今日はまだ帽子をかぶっていないという意味になります。

その為「今日はまだスマホ触ってないよ!」を中国語で言う場合も「没」を使用する事となりますね。

所有は必ず「没」を使用


中国語:没 + 銭
日本語:金が無い

とても簡単な例ですが、所有、つまり英語で言えばhave(持っている)を否定したい時は必ず「没」を使うようにしましょう。

性質を否定したいのか?それともまだ発生していないのか?


中国語:今天(S) + 没(否定) + 下(V) + 雨(O)
日本語:今日は    + 雨が(O)  + 降ら(V)+ ない(否定)

このように「今現在雨は降っていないけど」これから降る(まだ発生していない)というような「これから起きる事」を否定する場合は「没」を使います。
一方で「不」を使う場合は性質を否定する時です。


中国語:这个地方(S) + 不(否定) +下(V) +雨(O)
日本語:この場所は(S)+ 雨が(O) + 降ら(V) +ない(否定)

この場合だと「この場所では雨が降る」を否定する事になります。
つまり、この場所では雨が降る事がない(性質である)のようにそもそもの性質を否定する場合は「不」を使います。

中国語の時制

ここからは、中国語の時制について紹介していきます。
ちなみに時制とは「現在形」や「過去形」そして「未来形」のような事ですが、実は中国語に時制はありません。
それであればどのようにして現在の事か過去の事かを見極めているかというと、時間を表す言葉を文中に入れる事で時制を判断しています。

例文を挙げましょう。

現在形 : 我 今天 去 台湾。 (日本語訳:私は今日台湾へ行く)

過去形 : 我 昨天 去 台湾。 (日本語訳:私は昨日台湾へ行った)

未来形 : 我 明天 去 台湾。 (日本語訳:私は明日台湾へ行く予定だ)

このように、時を表す言葉を入れるだけで時制表現は完了してしまいます。

日本語だと「行く」→「行った」になったり表現が変化するので最初は戸惑うかもしれませんが、一旦慣れてしまえば簡単です。

アスペクト表現について

先ほどの説明通り、話している内容の時制を知るためには文中の「時の表現」を元に読み取っていく事が必要となります。
ですが、中国語にはそれとは別にアスペクト表現という方法があります。

アスペクト表現とは日本語で言えば「もうすぐで帰る、帰っている、帰った」という「帰る」という動作が今現在どのような段階にあるかを表すものです。
これら以外にも多くの表現がありますが、代表的なアスペクト表現に「了」「正在」「過」が挙げられますので具体的な例文と共に一つずつ解説していきましょう。

動作完了の「了」

例:我 + 做 +了 + 運動。 (日本語訳:私は運動をした)

このように動作が完了した事を表したい場合は、動詞の後ろに「了」をつけます。

日本語訳にすれば「〜をした」という表現なので「了」は過去形なのではないかと考えてしまいますが
この「了」は下記文章のように未来の事に対しても活用できます。

例:我 + 明天 +做 +了 +運動, 吃 + 饭。(日本語訳:私は明日運動をしてから、ご飯を食べる)

このように過去の事はもちろんの事未来を表す表現の場合でも使用する事が出来ます。

現在進行形の「正在」

例:我妈妈 + 正在 + 睡觉。 (日本語訳:私のお母さんは寝ている)

このように今現在ある動作(今回は寝ている)が続いている状態を表したい場合は、動詞の前に「在」を使う事で表現出来ます。
英語で言えば「〜ing」の現在進行形だと考えて下さい。

過去経験の「過」

例:我 + 去 + 過 + 台湾。 (日本語訳:私は台湾へ行った事がある)

過去形と少しごっちゃになってしまいますが
中国語での「過」を動詞の後につける事で、過去経験した事がある動作を表現したい時に使用します。
「過」を日本語訳をすれば「〜した事がある」となりますね。

中国語の文法を学ぶのにおすすめの本(3冊程度)

さて、ここまで中国語の文法について基本的な語順から、疑問文・否定文の使い方について説明しました。
ですが、中国語の時制など少し複雑な文法用法は「一体いつ使えばいいんだろう?」と迷ってしまう事も多いかもしれません。
なのでここからは、このような文法について更に詳しく勉強できるオススメの本を紹介していきます。

本気で学ぶ中国語

中国語を学習する方のほとんどが知っている「本気で学ぶ中国語」の紹介です。
この本の中心は日常会話となります。

例えば両替所の話や過去どこに行った事があるのか?などのように会話を発音、単語そして文法と様々な視点から説明しています。
その為「この場面では、この時制を使うんだな」というように会話の具体例から文法の使い方を理解する事が出来ます。

更に本書は文法本としても使えますし、中国語でとても大事な発音の部分についても多くの紙面を割いて説明しているので
題名通り中国語を本格的に学習したい方にとてもオススメです。

口を鍛える中国語作文・初級編

口を鍛える中国語作文・初級編」はスピーキングを主な目的としていますが、文法について学ぶ際にも重宝できる一冊です。
本の構成はとても簡単で、本書を開くと左側に日本語文・右側のページには左記の日本語に対応する中国語訳が羅列されています。
様々な文法を使用した中国語を学習する事が出来るので、シンプルな話ここに乗っている600例文を覚えてしまうえば基本的な文法を使用した会話は出来ると言っても過言ではないでしょう。

ちなみにこの本は別書で中級編もありますので、初級編の文章をほとんど暗記・理解してしまったら中級編へ進みましょう。
世界的な中国語の試験であるHSK3級以降作文問題が登場してくるので、その作文対策にももってこいの良書ですよ。

誤用から学ぶ中国語

一通り中国の文法について学んだ後は、文法の間違い探しをしてみましょう。

誤用から学ぶ中国語」では、中国語の初・中級者がよく間違えてしまう文法の実例を挙げ「どこが違いますか?」という問いから入ります。
その後、どの文法が違うのか丁寧な説明が書いてあるので思考を停止する事なく文法を学ぶ事が出来る一冊です。
実際に文法を学習しインプットした後でこのようなアウトプットを交互に行う事で理解の定着がとても早まりますよ。

まとめ

最後にここまで紹介した文法についてまとめましょう。

  • 中国語の基本の語順は S(主語) + V(動詞) + O(目的語)
  • 目的語が2つ(人・物)ある場合は S(主語) + V(動詞) + O(人) + O(物)
  • 「〜へ行く」など「〜」部分に場所を示す目的語が入った場合でも基本語順は S(主語) + V(動詞) + O(場所)の順番
  • 疑問文は文章の最後に「吗」をつけるだけで完結(また英語のように語順を変更する必要は無い)
  • 否定文は「不」と「没」を場面ごとに使い分ける必要がある
  • 中国語に「過去形」「未来形」は存在せず、全て文中にある時間を表す言葉から時間軸を読み取る
  • アスペクト表現(今現在動作がどのような段階にあるかを示す事)には「了」「正在」「過」が有り、今「動作」がどの段階にあるかを示す中国語がある

中国語を学習する上では、もちろん書く為の文法も大事ですが実際に話す際パッと中国語が出てくるようにしておく事も大事です。
なので何か文法を1つ学習したら、実際にその文法を使って中国語の例文を自分で作って覚えるまで発音してみましょう。

これを習慣的に出来るようになれば、あなたの中国語能力は更に伸びていく事でしょう!

 

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