
こんにちは!コロナウィルスの影響で海外旅行にもいけないこんな時期だからこそ、マッチングアプリを利用して新たな出会いを探したり、チャットを通じて中国語の会話力を鍛えてみませんか??
今回ご紹介するのは中国語学習者の方の中で「もっと中国語圏の友達がほしい!」「教科書の堅苦しすぎる表現よりも、もっと日常的にネイティブが使っているフレーズが知りたい!」という方に向けて5つピックアップしたので良かったら見てみてください。
① いつ会えるの?

まずは一番よく使えそうなこのフレーズをご紹介します。
什麼時候可見呀
(いつ会えるの?)
教科書で習うきちんとした文章だと「你什麼時候可以見面?」ですが、チャットなどではとにかく省略できるところは省略、「可以」は「可」、「見面」は「見」など一文字でも意味が通じるところは書かないところがネイティブっぽいですね。
ちなみに中国語学習者の私は初めてこの文章を送られてきた時、「呀」の意味がよくわからず、「いつでも会えるよ」と言ってくれてるのだと勘違い、「謝謝」と返答。
もちろん相手からは「??」と返って来ました。
「え?!いつでも良いんじゃないの?!」と少し戸惑ったものの、優しい方だったので再度
「你何時可以來台北呀」
とフレーズを変えて聞き直してくれたため、
「あ、なんか勘違いしてるかも…」と間違いに気づきました。
この「呀」ですが、今まで教科書やネットで勉強して来た限りでは
『文末に付くと、「〜だよ!」「〜でしょ!」などの語気を強める働きがある』
と書かれています。それが頭に残っていたからか、「いつでも来ていいよ!!!」的な意味に誤解してしまったんですね。
調べてみると、疑問文の文末に付くこともよくあり、その場合は
「她是誰呀 (あの子誰なのよ!)」
のようにちょっと強めに問い詰めている感じになるみたいですね。
これがもし、
什麼時候都可見呀
と、「都」の一文字が入ると、疑問文では無くなり、「いつでも会いに来ていいよ」という意味になります。
「嗎」が無いからと油断していたら、こんな変化球もあるなんて恐るべし中国語…。
ちなみに、「会う」という部分の「見」は少しカジュアルすぎるから、仲の良い友達に対して以外は「見面」ときちんと書いた方が良いよ!とのアドバイスを友人からいただきました。
② 忙しいからメッセージ返すのが遅れてしまう…なんて相手に伝えよう?

チャットなどで話が盛り上がっている時に限って仕事が忙しくなり、返信が遅れてしまいがちになりますよね。
メッセージは返したいけど、仕事をしなきゃ!という時に使えるフレーズがこちら
剛剛在上班,所以沒有辦法馬上回你
(今仕事中ですぐに返事返せないんだ)
ここでのポイントは「沒辦法」。「出来ない」というのを「不能」や「不會」とすることもできますが、「沒辦法」や「無法」を使った方がニュアンスが少し丁寧になるとのこと。これまで使ったことのない人はぜひ使ってみてください。
学生の方は「上班」のところを「上課」に変えるだけでもそのまま使える便利フレーズです。
また、「別にメッセージを無視してるわけじゃないよ」という気持ちを伝えるのにこんなフレーズも使えそうです。
我如果在忙就會晚點回,但看到留言就會回
(忙しい時は後で返信するよ、でもメッセージを読んだらすぐに返信するから)
「後で」「もう少ししてから」という気持ち的な時間のさじ加減をプラスするのに「晚點/晚一點」だったり「等一下」「待會」などを使えるととてもいいですよね。
特に、「等一下」は教科書で習う時は「ちょっと待って」という意味で覚えるかと思いますが、日常会話ではよく
我等一下還有事
(後で少し用事があるんだ)
みたいな感じでも使えますよ!
③ インスタのアカウント教えて

一気にマッチングアプリっぽい内容になりましたね。
台湾ではSNSと言えばTwitterよりも断然Instagram 派が多いです。それも食事や景色の写真なんて二の次、自撮りだらけ、というのが日本人とは全然違うなぁ〜と思ったりします。
さて、知り合った人と話も弾み、もっとその人のことが知りたいとなった時、よく耳にするのが
有IG嗎?
(インスタやってる?)
です。
自撮りをたくさん載せる台湾人にとっては、その人の生活なり好きなものを知るには手っ取り早いのでしょう。
「やってますけど、親しい友人とだけ繋がってるアカウントなんで」なんて言っても「友達なったんだから繋がろよ!」とグイグイ来ます。
むしろ、私には「ひっそりやってるアカウントなので…」と説明するのも一苦労なので、教えてもいいな、と思ったら「有」、ちょっと嫌だなと思ったら「沒有」で切り返します。
本題のフレーズに戻りましょう。
一見、教科書の初めて覚える文章にでもなりそうな簡単なものですが、私の場合は「看不懂、聽不懂」なワンフレーズでした。
まずそもそも日本人にとってInstagramをIGって略す習慣がなさ過ぎて、何を持っているのを聞かれているのかわかりません。テキトーに「有」なんて返事してしまったら「帳號呢(アカウントは?)」とさらに質問が増えて、ますますパニックになります。
IGってインスタのことだったんだ、であればもう大丈夫!と思ったあなた。まだまだ早いです…文字として「看得懂」になってもまだ「聽不懂」の可能性が…
というのも、台湾人の方のGの発音がどうしても「ジュー」に聞こえてしまうんですよね
いや、台湾人の発音が正解で、我々日本人のGの発音が間違っているのかもしれないのですが、聞き慣れないうちは
「アイジューを持っているか?」
としか聞こえなくて、固まってしまうことでしょう。私は実際に3人目くらいでやっと慣れました。
これから台湾や中国の方と交流を深めて行きたい方はぜひこのフレーズを私の失敗談とともに覚えておいていただきたいです。
ちなみにLINEで繋がりたい時は
可以加我好友嗎?
(友達に追加してもらってもいい?)
我可以加你的LINE嗎?
(あなたのLINEを私のに追加してもいい?)
みたいに聞きます。こちらのほうもよく使うので、親しくなりたい相手に使ってみてください。
④ 約束していた時間に間に合わなそうだから予定を変更したい

会う約束だったり、ご飯食べる約束をしていたけど、用事が終わらなくて少し約束の時間を遅らせたい時にはこんなフレーズが便利です。
我們約會時間再延後好不好 ?
(会う時間ちょっと遅らせてもいい?)
このフレーズの「約會」の部分を「吃飯」など場面に応じたものに変えるだけでいろんな状況で応用できます。
さらに、その後に遅れる理由をこんなふうに付け加えてみてもいいかもしれません。
我必須先去公司,臨時被叫來公司
(先に会社行かなきゃいけないんだ、急に会社に呼ばれてしまって)
今天帶父親看病
(今日お父さんを病院に連れて行かなきゃいけないんだ)
会社に急に呼ばれるパターンって多いと思うので、まるまるフレーズを覚えておいても便利ですね。
台湾で意外と多いのが、自分自身は働いていないけど、家族の面倒を見ることで生活費を家族からもらっている人たち。
実家暮らしでおじいさんおばあさんなんかがいると、「家族の面倒を見る代わりに月〇万元もらってるよ」なんて人がいます。
⑤ 相手と仲が悪くなって、とにかく断りたいとき

こんな状況にならないことを願いますが、時にはハッキリとイヤなものはイヤ!と言うことも大切です。
そんな時に使えそうなフレーズがこちら
我死都不去
(死んでも行きたくない)
かなり強めの拒絶フレーズですね。
「都」の後を状況に応じて「不做」「不見」などに置き換えてもいいですね。
まとめ
以上、筆者が台湾で暮らしてみて実際に出会った使えそうなフレーズを5つ紹介させていただきました。
教科書だけの硬い表現だけでなく、日常会話からも学べることってたくさんありますよね。
みなさんが楽しく中国語を学習し、中国語話者の方達と交流ができるよう少しでもお助けできたら幸いです。
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